鳥取大学 入学試験情報

第2次選考 <選抜のポイント、面接・論文等の出題例等>2024

面接・論文等の出題例等

  • 2023年度総合型選抜がどのように行われたかについて、学部・学科・コースの募集単位別にポイントや出題例を示したものです。
  • 2024年度総合型選抜が下記のように行われるということではありませんので、ご注意ください。

学部・学科・コース

地域学部 地域学科 地域創造コース

全体を通して求める力

自らの地域の発展に貢献できるキーパーソンに成長するための、地域の諸問題への高い関心や行動力、あるいは問題解決に取り組むユニークな発想力とリーダーシップなどが求められます。

スクーリング
講師(1名)が「地域における意見集約・地域づくりの『範囲(区域・枠組み)』」についての講義(70分)を行い、その後、受験者との質疑応答(20分)を行いました。
課題論文
スクーリングの内容に関連した設問(2問)に90分で解答するものでした。設問の内容は、「区域」を設定することの重要性についてスクーリングの内容を400字で要約するもの(問1)と、スクーリングで説明した地域防災・災害対策の「枠組み」と関連付けて自らの考えを700字以内で記述するもの(問2)でした。
グループ
ディスカッション
7人ずつ3グループに分かれ、1グループあたり45分で討議を行いました。テーマは「ゴミ出しマナーの向上に向けた地域の重層的な取り組みを考える」で、受験生がある市の町内会役員になったと仮定し、町内会や小学校区レベルあるいは全市レベルといった地域の重層性をふまえつつ、どのような取り組みを行えばゴミ出しマナー向上が実現できるかを、グループで議論しました。
個人面接
2名の面接官による、1人あたり15分の面接を行いました。

選抜方法と求める能力の関連

選抜方法 知識・技能 思考力・判断力 表現力 主体性・協働性 創造性
2次(書類審査)
2次(スクーリング)
2次(課題論文)
2次(グループディスカッション)
2次(面接)

地域学部 地域学科 人間形成コース

全体を通して求める力

地域教育のキーパーソンをめざすために必要な、確かな基礎学力、柔軟で創造的な思考力と表現力、他者と協働して問題解決する力を求めます。

小論文
小論文は2つの設問で構成しました。設問Ⅰでは、海外における野外教育に関する英文を出題文としました。文章のなかの下線部を和訳する力をみる1問と、内容を要約する力をみる1問を課しました。設問Ⅱでは、ある書店員による、ジェンダーに関する問題意識に関する日本語の文章を出題し、内容を適切に読み取れているかを問う1問と、自身のこれからの学びに対する問題意識を問う1 問を出しました。
口頭発表
口頭発表では、準備時間を合わせて一人20分程度、小論文の設問2の後半の問題に基づき、自身の問題意識がこれから学ぶ地域教育とどのように関わっているかを問いました。
グループ
ディスカッション
ヤングケアラーや不登校、障がい児教育に関連した資料をもとに、地域において子ども達の学びをどのように支えていったら良いかについて2グループに分かれて話し合いました。その後、各グループで意見をまとめたことを発表し、グループ間で質疑応答を行いました。試験時間は90分でした。
個人面接
4名の面接官による、1人あたり20分の面接を行いました。志望理由やこれまで注力してきたこと、将来展望について尋ねました。

選抜方法と求める能力の関連

選抜方法 知識・技能 思考力・判断力 表現力 主体性・協働性
2次(小論文)  
2次(口頭発表)  
2次(グループディスカッション)  
2次(面接)

地域学部 地域学科 国際地域文化コース

全体を通して求める力

文化、地域、国際交流など地域と文化に関する分野に関心があり、他者の話によく耳を傾けて理解しようとする姿勢や深く考えを掘り下げる姿勢、それらを分かり易く表現する力を求めます。

グループ
ディスカッション
異なる思想や来歴を持つ他者との対話やコミュニケーションに関連する資料4点(A4版8枚)を読んだのち、誰もが自由に意見し合い、共生できる社会を実現するために何が重要か、1グループ7名で120分のグループディスカッションを行いました。進行は教員が行いました。
課題論文
明治以前の木版本や写本類を電子書籍化する意義と、それらの本を読む能力(和本リテラシー)の必要性を論じたエッセイ(A4版4枚)を読み、90分で設問(2問)に解答するものでした。設問内容は、著者が和本リテラシーをどのような意味で用いているかの要約(200字以内)、および劣化や散逸が進む資料をデジタル化することに対する受験生自身の考えを、具体例を挙げて論述するもの(800字以内)でした。
個人面接
3名の面接官による、1人あたり15分の面接を行いました。

選抜方法と求める能力の関連

選抜方法 知識・技能 思考力・判断力 表現力 主体性・協働性 創造性 思考の柔軟性
2次(グループディスカッション)  
2次(課題論文)    
2次(面接)    

工学部 社会システム土木系学科

全体を通して求める力

社会システム土木系学科では、工学に関わる専門的な知識とともに、社会のしくみに関わる幅広い知識を持ち、安全で安心な社会の構築に貢献できるエキスパートの育成を目指しています。

数学・理科の力とともに、高校時代に履修できるあらゆる科目や活動を通じて積極的に学び、社会のさまざまな課題について多面的にとらえるための幅広い教養を養ってください。

小論文
新型コロナウイルス感染症に対する感染対策として、外出を控える高齢者が増えています。このような社会の状況に関して、超高齢社会の日本において高齢者の外出機会が減少することで発生する問題を挙げたうえで、その問題を軽減し、高齢者の安心、安全な暮らしを実現するために、どのような都市や地域づくりが必要であるかを60分間で論述するものでした(800字以内)。
プレゼンテーション
地域での課題について、口頭発表(5分程度)とその内容についての質疑を行いました。
個人面接
4名の面接官による、1人あたり10分の面接を行いました。
口頭試問
3名の試験官による、1人あたり15分の個人試問を行い、基礎学力(数学、英語)を確認しました。

選抜方法と求める能力の関連

選抜方法 知識・技能 思考力・判断力・表現力 主体性・協働性
2次(小論文)  
2次(プレゼンテーション)  
2次(面接)  
2次(口頭試問)  

農学部 生命環境農学科

全体を通して求める力

生命環境農学科では、自ら積極的に学び、傾聴力と協調性を持って学んだことを実践で応用できることを重視しています。高校時代に履修できる、あらゆる科目を積極的に学び、知力、体力、コミュニケーション力、気力、実践力の基礎を養ってください。

課題論文
「あなたの人生における『野望』は何ですか? それを達成するために、烏取大学農学部で身につけたい能力とこれを磨くために重点的に取り組みたいことについて、1,000字程度で具体的に記述してください。」という課題について記述するものでした。
グループ
ディスカッション
「持続可能な開発目様(SDGs:Sustainable Development Goals)は、2030 年までに持続可能でよりよい世界を目指す開発目標です。達成までに残された時間はあと8年しかありません。混迷を極める世界情勢の中、優先して達成すべき目標を、皆さんのこれまでの経験や見聞を踏まえて議論し、理由とともに3つ選んでください。また、8年以内の達成に向けて、大学生として最も貢献できる目標を理由とともに1つ挙げてください。」というテーマについて、グループディスカッションを行いました。
個人面接
3名の面接官による、1人あたり25分の面接を行いました。また、基礎的な英語についても試問しました。

選抜方法と求める能力の関連

選抜方法 思考力・判断力 表現力 主体性 協働性 農学の課題解決に対する意欲
2次(課題論文・面接)  
2次(グループディスカッション)    
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