鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域学科 地域創造コース

竹之内亮さん

大好きな故郷を元気にしたい。力を付けるため鳥大へ

故郷の岐阜県飛騨市は、県外へ出ていく若者が多い地域。でも僕は地元が大好きだから、県外の大学へ進学したとしても将来は地元へ帰り、地域を元気づけられるような仕事がしたいと考えていました。総合型選抜で受験することを前提に志望校を模索。最初は経済学部を見ていたんですが、途中で「経済学部で何を学ぶのか?」と分からなくなってしまって。もっと直接的に地域のことが学べる大学にしようと調べていくうちに、鳥大にたどり着きました。

1次面接では、願書に書いた内容を質問されることは分かっていたので、まずは問われそうな箇所をリストアップ。それを基に練習を繰り返しました。また、オンラインで行われる予定だったので、当日慌てないよう、Web会議システム「Zoom」を使い、面接官が2人というパターンも試しました。

本番で一番困ったのは、「他の大学でもいいのでは?」という質問。なんとか答えることができましたが、「なぜ鳥大なのか」という志望理由を突き詰めて、明確な考えを持つことは必須ですね。

意外に難しい講義の要約。苦手な人は練習あるのみ!

竹之内亮さん

2次のスクーリングは、高校の授業を受けるときメモを取る練習をして対策。全部書くのではなく、先生が話す単語を拾い、サッとメモするようにしました。繰り返し出てくる言葉は、その授業の重要なポイントとなるはず。それを意識して聴講するようにしました。講義後にある質疑応答は、周りの受験者が質問しているのを見ると少し焦るけど、聞きたいことがなければ無理に手を挙げなくても大丈夫です。

課題論文は、序論・本論・結論という構成を基本に、練習する中で自分なりのテンプレートをつかんでいきました。本番のテーマは「資源としてのサメ」について。2問出題されるんですが、70分の講義内容を400字にまとめる設問は字数がオーバーしてしまう。逆に、資源の利用や管理の方策について600字で自分の考えを述べる設問は、原稿用紙がなかなか埋まらない。書いたり消したりを繰り返して制限時間ギリギリまでかかってまとめました。特に要約が難しく、簡潔にまとめる練習はたくさんやっておくべきだと感じました。

討論では仲間の意見を拾い上げ、次の議論へつなげる

竹之内亮さん

グループディスカッションもしっかり練習したかったんですが、なかなか人が集まらず結局1、2回しかできなくて。でも、大まかなイメージをつかむことはできたし、全体的な流れやコツは対策動画などを参考にしました。ディスカッションはやはり積極的に発言し、自分の存在感を示すことが第一。でも、それと同じくらい他の人の発言を聞くことも大事です。本番では、相手の意見につなげて次の考えを述べ、議論をうまく展開していくことができたように思います。

僕は入試準備期間中ずっと、時事問題や地域に関するニュースについて、高校の先生とマンツーマンで延々と話し合うということに取り組んできました。そのおかげで知識が広がり、自分の考えを深めることができました。これは、2次選考の試験科目全てにおいて活かせることですし、入学後も役立ちます。常にアンテナを張り、様々な情報を取り入れましょう。

後輩たちへ贈る言葉

受験対策に“やり過ぎ”はない!

やり過ぎだと思うくらい受験対策をしても、本番の試験内容はそれを越えてきます。「こんなの関係ないだろう」と思うことも、知識として頭に入れておいて絶対に損はありません。

入試当日の休憩時間も有効活用しましょう。僕はリフレッシュした後、時間があれば、高校の先生方から頂いた数々のアドバイス、時事ニュースや地域課題など、気になったことをメモしていた受験ノートを見返して過ごしました。頑張ってきた道のりを振り返ってモチベーションが上がるし、忘れていたことも思い出せます。最後に確認したことが次の試験科目に役に立つかもしれませんよ。

MY FAVORITE TOTTORI

のどか&ほのぼの、暮らしやすさ満点

最初にJR鳥取駅に着いたときは、県庁所在地にもかかわらず、自動改札ではなく駅員さんに切符を渡すスタイルなのはビックリしました(笑)が、僕の故郷と同じようにのどかで暮らしやすいところが気に入っています。

キャンパスに近いところでも夜は静かで、勉強に集中できる環境です。アパートの大家さんや近所の方々が話しかけてくれるところも地元と似ていて、遠く離れた土地でひとり暮らしをしていてもホッと安心できるんですよね。

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