地域学部 地域学科 国際地域文化コース

鳥大は、厳しい条件の中から見つけた希望の進路
実業高校からの一般入試受験は難しいことから、僕は総合型選抜や学校推薦型選抜に絞って志望校を模索していました。その条件に掲げたのは大きく3つ。英語科の教員免許が取得できること、国際的かつ地域文化的な学びができること、踊りの研究活動ができること。踊りの研究がしたいと思ったのは、高校で「阿波踊り部」に入ったことがきっかけ。友達に誘われてなんとなく入部したのですが、ある踊り子さんの踊りを見て大きな感銘を受けて。僕もこの人みたいになりたいと思い、そこからどんどんのめり込んでいったんです。次第に、踊るだけでなく阿波踊り独特の魅力や地域性をはじめ、他のダンスのことなども調べてみたいと思うようになりました。
そんな僕の要望にピッタリとマッチしたのが、鳥大の国際地域文化コース。しかもここには、「コミュニティダンス」について研究されている木野彩子准教授がおられると知り、僕の期待とモチベーションは爆上がりしました。
早速、夏のオープンキャンパスに参加。鳥大の雰囲気を体感するとともに、履修科目や研究内容、受験方法などの情報をしっかりゲット。教職課程を取っている先輩の話を伺うこともでき、授業の内容、単位取得のスケジュール感なんかを詳しく教えてもらえたので、大学生活が明確にイメージできました。
自己推薦・志望理由書は熱い思いを削るのに一苦労

受験対策で一番苦労したのは、実は自己推薦・志望理由書を書くこと。もともと文章を書くのが苦手ということもありますが、高3の夏休みはこれに始まりこれに終わったといっても過言ではありません。朝から学校へ行き、担任の先生に添削してもらっては書き直し。原因は、自分の熱い思いに対して定められた文字数が少ないこと。だからまず、文字数を気にせず自分の思いを全て書き出し、その中から必要な部分を先生にピックアップしてもらい、それを整えていくスタイルで仕上げを目指しました。でも、そぎ落とし過ぎると文章が硬くなってしまうし、表したい熱量も落ちてしまう。熱い思いと文字数がせめぎ合うジレンマの日々でした。
1次面接の練習でよく指摘されたのは、答え方が回りくどいということ。質問に対して結論を先に述べ、その後に理由を述べるほうが端的で分かりやすいんですね。本番はすごく緊張。練習どおり話せたところもありましたが、予想外の質問に戸惑った場面も。練習を何度も繰り返すことで慣れや余裕、臨機応変な受け答えができるようになると思うので、苦手な人は早めに対策して回数をこなしましょう。
関連分野の本を読み、少しでも知識を広げておこう!

2次選考の課題論文のテーマは「日本料理の定義」。練習した過去問より書きやすいと思えたし、直前に借りた本で伝統料理のことを読んだのを思い出し、考えを掘り下げることができました。制限時間ギリギリだったけど、最後まで書き上げることができました。何が引っかかるか分からないので、本を読んだり、ニュースをチェックしたりと、この分野に関連する知識量を少しでも増やしておくことはとても重要です。
グループディスカッションでは論の展開がすごくうまい人がいて、焦りを感じました。でも、「絶対あの人に勝つぞ」と気持ちを奮い立たせ、積み重ねてきたことを信じて自分の弁を論じました。
担任の先生に合格を報告したら、満面の笑みを浮かべて喜んでくれたのがとてもうれしかったです。
僕は今、念願の木野先生の授業を受けています。講義の内容やコミュニティダンスについて積極的に質問しています。先日は身体表現の授業があり、身体の動かし方を教えていただきました。身体の中にある水分、骨などを感じながら動いたり、手足の脱力の仕方を学んだりして非常に楽しく、どんどん深まる学びに充実感を覚えています。
後輩たちへ贈る言葉
先輩の助言で大学生活の不安がクリアに!
合格発表後まもなくして、総合型選抜合格者を集めた入学前教育Web研修が行われます。参加者全員で自己紹介を行った後、学科・コースごとに分かれて在学生と交流するのですが、そこでは数カ月後に迎える大学生活の中で不安に思っていることをたくさん質問しました。例えば、「実業高校出身で学力に差があるけど、ついていける?」「学業用のPCはどんなもの使っている?」「レポートやテストへの不安」「鳥取でのひとり暮らしってどんな感じ?」等々。先輩が何でも丁寧に答えてくださって不安が解消できたし、楽しく話せてとても良かったです。
MY FAVORITE TOTTORI
兎が走る神話のビーチで波乗り
サーフィン部に所属している僕は、いい波の朝には友達と一緒に「白兎(はくと)海岸」へ出かけます。砂浜は細かいサラサラの砂で、歩いていても心地よく、ザブーンという大波の打ちつける音が響きわたる大好きなビーチです。
しかもここは、神話『因幡の白兎』の舞台でもあります。すぐ目の前には白兎が流れついたとされる「淤岐ノ島(おきのしま)」、そして反対側には白兎が祀られている白兎神社。美しく歴史あるビーチでの波乗りはサイコーです!
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