地域学部 地域学科 地域創造コース

教員免許取得に探究活動、鳥大ならどちらも叶う!
中2の時、自分を変えてくれた先生との出会いがきっかけで、将来は教員になりたいと考えており、志望校として教育大学とか教育学部のある大学を思い浮かべていました。でも、なんとなくモヤモヤ…。それは、僕の高校が探究活動に力を入れており、自分自身も、身近な問題の解決方法を考えたり物事を企画したりすることが好きだったので、教育大学に進学したらもうそういった学びができないと思っていたからです。
そんな高3の7月、運命の出会いが。学校で国公立大学の説明会が開催され、たまたま鳥大の話を聞くことができたんです。地域学部は教員免許を取得できるし、地域をフィールドにした調査活動もできると知った瞬間、「ここだ!」と直感。担任の先生に相談すると、「総合型選抜という入試方法があるよ。君にピッタリだね」と勧めてくださって。これまでやってきたことを評価してもらえる総合型選抜で受験することを決めました。
早速取りかかったのは、自己推薦・志望理由書の作成。自分がこれまで何に取り組み、これから鳥大で何を学びたいのかを箇条書き、それを図式化して“軸づくり”をすることから苦労の連続。さらに大変だったのは、自分の熱量を伝えつつ、文章は簡潔にまとめること。「面接で問うてほしいところはあえて薄く書く」という先生のアドバイスを参考に、添削してもらっては書き直すという作業を繰り返しました。
講義メモを素早く再確認し、スムーズに課題論文へ

1次面接対策は、自分が伝えたいポイントを押さえ、「自分はこういう人間です」という軸がぶれないよう話すことを心がけました。文章同様、「伝えなければ」という思いが強すぎて早口になってしまっていたようで、先生に注意されました。1次はオンライン面接なので、ゆっくりと丁寧に話すことはマストですね。Web会議システムの「Zoom」は授業で使ったことがあったので、特に不安はありませんでしたが、念のためZoomでの面接練習も行いました。
1次面接は自宅で受験。質問してほしいと思っていたポイントをたくさん尋ねてくださって、作戦は大成功。記述し切れなかった熱い思いを、自分の口から直接伝えることができました。
2次選考のスクーリングは、普段の授業でメモの取り方を何度か練習していましたが、本番では書くことに必死になり過ぎたかも。要点を押さえてメモを取り、先生の講義を傾聴する時間も持てるようにするのがベストですね。スクーリングとリンクしている課題論文は、その前の休憩時間中にメモの内容を確認しながらサッと頭の中を整理。大事なポイントに線を引いてチェック、課題論文がまとめやすいよう準備して臨みました。
討論のヒートアップに流されず、冷静に自分の発言を

グループディスカッションは、高校の探究活動でやっていたので慣れていましたが、塾の先生が休憩時間に同級生や後輩の塾生に声をかけて練習の機会を設けてくれたのはありがたかったですね。
臨んだ本番、討論がスタートした途端、皆が一気に意見を言い始めたので、その勢いに圧倒されて、「この輪の中に入れないかも」と一瞬頭が真っ白に。それでもなんとか落ち着きを取り戻した僕は、自分も同じ勢いで話に入っていくのではなく、いったん引いて皆の意見を静観し、整理しようと考えました。それから「本当にこれでいいのかどうか、話し合いましょう」と発言。それをきっかけにして、その後はスッとディスカッションに加わることができました。時間はたっぷりあるので、焦らずに自分の意見をまとめて発言する、周りの意見を冷静に受けとめる、皆で結論にたどり着けるよう努めることが大切だと思います。
合格発表は、担任の先生と一緒に見ました。僕より先生のほうが喜んでいたかも(笑)。合格後は、油断して学習意欲がちょっと落ちてしまいました。でも、周りはみんな受験勉強を頑張っているから、自分も何かやらなくてはというときに、入学前教育のe-ラーニングがあったのは助かりました。課題をこなすことで、入学後に向けて学力と学習習慣をキープすることができて良かったです。
後輩たちへ贈る言葉
意外と盲点!? コース内の学術分野は要CHECK
受験対策中は毎日新聞を読んだり、地方ニュースをネットでチェックしたり、地域学に関する本を読んだりすることを続けていました。どんなテーマが出題されるか分からないので、直接的に役立つかどうかは分からないけど、地域学に関する知識が広がり、自分の考え方が深まることは確か。自信につながります。
地域創造コースの中は、社会学、地理学、経済学、政治学、法律学など様々な学術分野に分かれています。スクーリングを受ける前にこのことを知っていれば、「この分野の話だな」と想像がつき、もっとスムーズに講義を理解することができたのではないか、と思いました。地域創造コースにはどんな先生方がいて、どんなことが学べるのか、自分が学びたい分野はその中のどれに当たるのか、ぜひ事前に調べてみてください。
MY FAVORITE TOTTORI
地域の皆さんから感じる“鳥大愛”
地域学部には、対象地域へ出かけて調査研究を行う「地域創造ゼミ」や「地域調査プロジェクト」といった実践的な授業あるのですが、街中で出会った方々に「鳥取大学の研究で…」と声をかけると、それだけで皆さんが優しく受け答えしてくださるんです。初対面でもフレンドリーで、こちらの問いに詳しく答えてくださるので、活動の幅が広がります。皆さんの深い“鳥大愛”は、ここ鳥取の素晴らしい地域性の一つだと感じています。
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