鳥取大学 入学試験情報

農学部 生命環境農学科

吉田 すずなさん

環境保護や乾燥地農業に注目、最先端の鳥大へ!

私はボーイスカウトに入っており、様々なボランティア活動に参加する中で、植林など環境保護に携わりました。高2の冬に参加したJICA中部のイベントでは乾燥地の深刻な問題を知り、自分でも調べるようになり、それを解決する技術などを学びたいと思うようになったのが、鳥大を志望したきっかけです。そして私の経験や熱意をダイレクトに大学の先生方に伝えることができると思い、総合型選抜を選択。もし駄目だったとしても、学校推薦型選抜や一般選抜でもチャレンジしようという強い思いを持って受験態勢に入りました。

取り寄せたパンフレットと公式Webサイトで情報収集。特に先輩方の受験体験談は参考になりました。熱い思いをのせて、早速自己推薦・志望理由書の下書きにかかったのですが、先生に言葉の使い方を一から注意される始末…。書き直し・添削は10回を超えるほど。先生のアドバイスを受けて、まずは伝えたいポイントを箇条書きにし、ポイントごとにハンバーガーを作るように言葉を積み重ねて文章を構成していきました。

苦手なオンライン面接は、自分なりの工夫で克服

吉田 すずなさん

1次面接の練習では、対面なら問題なく話せるのに、オンラインになった途端、緊張で固まってしまうことが判明。でも、練習のおかげで、緊張を解きほぐすコツが分かってきました。また、画面を見ようと下をむくと、のどが圧迫されて声が出にくくなるので、ノートパソコンを置く位置を少し高くして発声しやすいように工夫。いろいろな対策が功を奏し、本番は冷静に自分の思いを伝えることができました。

1次選考の合格発表後に、課題論文のテーマが出されます。「こういう感じで書きたい」というイメージはすぐに固まったので、自己推薦・志望理由書で学んだ文章の書き方を思い出しながら、提出までの約1週間でまとめていきました。記した内容について2次選考の個人面接で問われることは分かっていたので、面接官とのやりとりを想定しながら、情報を全て書き切るのではなく、聞いてほしいポイントは若干浅めに書くようにしました。

「入学前教育」で同級生と交流、大学生活をプチ体験

吉田 すずなさん

ボーイスカウトや高校の生徒会活動で話し合いをする機会が結構あり、グループディスカッションには慣れていたので特別な練習はしていません。どういう形式で行われるかだけをチェックして、いざ本番へ! 自分の能力を生かすなら進行役だと思って立候補しました。タイムキーパーと書記も決め、当日のテーマである「SDGs」について、優先すべき達成目標と、大学生として貢献できる目標について討論。話し合いを進める中で、私とは違う意見に触れ、試験中ながらとてもいい刺激を受けました。

2次選考の個人面接は、英語の試問もあります。内容は、資料の黙読・音読・和訳でした。幾つか分からない単語があり、少し難しかったですね。文脈から推測して、できるだけ近い意味になるよう組み立てました。苦手な人は要練習です。

合格直後に行われる「入学前教育」では、入学前に友達ができたし、先輩から部活動の話を聞いて大学生活の楽しみがさらに膨らみました。またe-ラーニングは、大学入学までに勉強が疎かになってしまいそうだと思っていたので、基礎学力を保つのにすごく役立ちました!

後輩たちに贈る言葉

学びたい技術に出合い、次のステージへ

鳥大は様々な国から外国人留学生が学びに来ているし、日本人学生の海外留学もいろいろなプログラムがあり、語学研修や異文化体験などグローバルな学びにも力を入れているんだと、入学してから分かりました。

フィールドワークも多く、幅広い知識を得ることができるし、1つのことを深く突き詰めて研究することもできます。私は今、「ファイトレメディエーション」という、植物を活用した有害物質の吸収・分解する技術に興味を持っています。その研究に携わりたいという新たな目標に向かって、積極的に学修しているところです。

MY FAVORITE TOTTORI

自分で料理して食べる日本海の幸

愛知から来た私にとって、日本海の魚はメチャクチャ魅力的! 時々、自転車で15分ほどの所にある鳥取港(通称、賀露港)へ行き、旬の魚を箱買いしています。自分でさばいて煮たり焼いたり、時にはフライにして食べたり。魚介で出汁を取って、それを別の料理のベースに使うこともあるんですよ。

特に私が好きな魚は「ノドグロ」。頭と内臓を取り除いて、ご飯と一緒に炊き込んで食べました。「ゲンゲ」という深海魚にも初チャレンジ。煮付けや鍋で食べるのがオススメです♪

鳥取大学入試一覧