鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域学科 人間形成コース

渡部 さくらさん

地域と教育、両方学べるのは鳥大しかない!

教育熱心な塾の先生の影響から“教育”に興味を持った私。高校の「科学探究」の授業では、各国の教育方法とGDP(国内総生産)の成長率にはどのような関係があるかを調査しました。例えば、成長率の高い国の教育方法を開発途上国で展開したら成長率が伸びるのではないか、そんなふうに考えるうち、地域と教育に大きなつながりを感じるようになりました。

関西エリアの教育系大学をチェックしていたんですが、志望校は選びかねていて。すると担任の先生が「鳥大を総合型選抜で受けてみたら?」と勧めてくださったんです。受験機会が1つ増えるし、小中高と生徒会長を務めた経験があり、人と話すのが得意な私の個性を活かすこともできます。また、鳥大に進学している1つ上の先輩から、普通の教育学部と違って、1年次に「地域学入門」という授業があり、講師に地元企業や行政の方など来られ、地域活性化の実践的な話が聞けると教えてくれて、私が興味を抱いている地域と教育の両方が学べることも決め手になりました。

まずは自分の長所、鳥大への熱意を全て書き出そう

渡部 さくらさん

自己推薦・志望理由書は、項目ごとに字数制限がありますが、まずは字数を気にせず、表現したいことを全部書き出していきました。最初はものすごいボリュームになったものの、重複する部分を削除したり、伝わりやすい言葉に書き換えたりして整えていきました。一度全部書き出すことで、自分が伝えたいことを見落とすことがないので、この方法はオススメです。1次・2次選考の個人面接はこの内容を基に質問されます。だから、詳しく話したい部分はわざと触りだけを書いて、面接時に質問してもらえるよう工夫しました。

1次面接は、だらだらと話すのではなく、端的に答えることを中心に練習。高校時代はコロナ禍で、授業がオンラインで行われることも多かったので、Web会議システム「Zoom」での面接は全く抵抗なし。緊張することなく、練習どおり答えることができました。むしろ、答え方があっさりしすぎたのではないかと心配になり、「もっと突っ込んで聞いてほしい」と思うくらいでした(笑)。

実施形式は様々、対応できるよう可能な限り準備!

渡部 さくらさん

2次選考の小論文対策は、いろいろな観点からアドバイスをもらいたかったので、複数の先生に添削してもらいました。対策本の例題を解き、その内容を基にして口頭発表の練習も。過去の口頭発表では、小論文とは全く違うテーマをその場で出されるパターンもあったようなので、その形式も押さえて対策。結局本番は前者のパターンだったのですが、できる限りの準備をしておくことは大切ですよ。

グループディスカッションの対策をいろいろなWebサイトで確認すると、「進行役はやらないほうがいい」と書かれていることが多く、悩んだのですが、自分の長所が発揮できると思ったので、私はあえて立候補。最終発表の際にスケッチブックを使用することが条件となっており、それをまとめることに苦労しましたが、討論自体はグループのみんなで力を合わせて行うことができました。

総合型選抜は全体を通して、“自分のことを知り、良さを見つける”受験方法です。日々の些細な出来事も自己アピールの材料になります。これまでの経験、その中で抱いた思いを活かしてチャレンジしてください!

後輩たちへ贈る言葉

科目ごとに“求められている能力”を意識しよう

「総合型選抜ガイド」(web版)には、受験学部・コースごとに「選抜方法と求める能力の関連」という項目が掲載されています。人間形成コースのグループディスカッションには、「思考力・判断力」「表現力」「主体性・協働性」の3つが求められており、私はこの中の「協働性」に着目。主体性だけでなく、周りの人と協調・協働する力も試されているのだ、と感じました。ですから本番では、自己主張ばかりではなく、時には自分の発言を抑え、他の人の意見を尊重し、グループみんなで力を合わせて結論にたどり着くよう心がけました。この項目は受験対策のヒントになるので、要チェックですよ!

MY FAVORITE TOTTORI

夕日に染まる日本海でリラックス

自転車を飛ばせば15分ほどで海に行ける鳥大の立地ってすごくステキ♪ 私のお気に入りスポット「賀露みなと海水浴場」は、青く澄み切った日本海と、白い砂浜が広がっていて、すごくいい眺め。夏は海水浴客でにぎわうビーチですが、シーズンオフはほとんど人がいなくて貸切状態。私はその時期に砂浜をのんびり散歩するのが大好きです。波の音が心地良くてホッとするし、オレンジ色の夕日が海に沈む様子を見ているだけでリラックスできるんですよ。

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