第2次選考<選考のポイント、面接・論文等の出題例等>2025
面接・論文等の出題例等
- 2024年度総合型選抜がどのように行われたかについて、学部・学科・コースの募集単位別にポイントや出題例を示したものです。
- 2025年度総合型選抜Ⅰが下記のように行われるということではありませんので、ご注意ください。
学部・学科・コース
地域学部 地域学科 地域創造コース
全体を通して求める力
自らの地域の発展に貢献できるキーパーソンに成長するための、地域の諸問題への高い関心や行動力、あるいは問題解決に取り組むユニークな発想力とリーダーシップなどが求められます。
- スクーリング
- 講師(1名)が「地域の『ためになる』文化政策」についての講義(70分)を行い、その後受験者との質疑応答(20分)を行いました。
- 課題論文
- スクーリングの内容に関連した設問(2問)に90分で解答するものでした。設問の内容は、文化政策がどのような意味で「地域のためになる」のかという観点からスクーリングの内容を400字で要約するもの(問1)と、文化・芸術に関する活動が地域によりよい効果をもたらすにはどうしたよいか、受験者自身の経験や関心に引き付けて600字以内で考えを記述するもの(問2)でした。
- グループ
ディスカッション - 7人ずつ3グループに分かれ、1グループあたり45分で討議を行いました。テーマは「『文化芸術プラスアルファ』/『文化芸術×○○』の地域づくりを考える」で、文化芸術の具体例と関連分野における施策との間でどういう連携や組み合わせをすれば地域づくりの有効策となるか意見を出し合い、地域のためになると思われる具体策についてグループで議論しました。
- 個人面接
- 提出された「自己推薦書」「調査書」の内容をふまえながら、地域づくりや地域に関する学びへの主体性を測るとともに、地域学に必要となる知識、思考力等を測る質問をしました。2名の面接官による、一人あたり20~25分の面接を行いました。
選抜方法と求める能力の関連
選抜方法 | 知識・技能 | 思考力・判断力 | 表現力 | 主体性・協働性 | 創造性 |
---|---|---|---|---|---|
2次(書類審査) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2次(スクーリング) | ○ | ○ | |||
2次(課題論文) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2次(グループディスカッション) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2次(面接) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
地域学部 地域学科 人間形成コース
全体を通して求める力
地域教育のキーパーソンをめざすために必要な、確かな基礎学力、柔軟で創造的な思考力と表現力、他者と協働して問題解決する力を求めます。
- 小論文
- 小論文は2つの設問で構成しました。設問Ⅰでは、子ども期の歴史に関する英文を出題文としました。文章のなかの下線部を和訳する力をみる1問と、内容を要約する力をみる1問を課しました。設問Ⅱでは、SDGsに関する論考を出題文としました。著者の主旨を読み解く力をみる1問と、サステナブルの意味を掘り下げて考える力をみる1問を課しました。試験時間は120分でした。
- 口頭発表
- 口頭発表は、最初に小論文の設問Ⅱの解答の説明と補足を求め、次に地域の持続性について問い、意見を求めました。
- グループ
ディスカッション - グループディスカッションは東京オリンピック・パラリンピックの資料をもとに、スポーツに限らず共生社会を実現するには、どうすればよいか、2つのグループに分かれて話し合い、各グループで意見をまとめて発表し、グループ間で質疑応答を行いました。試験時間は90分でした。
- 個人面接
- 個人面接は、最初に志望理由や卒業後の進路などについて質問し、次に4名の面接官が補足質問を行いました。一人あたりの時間は15分程度でした。
選抜方法と求める能力の関連
選抜方法 | 知識・技能 | 思考力・判断力 | 表現力 | 主体性・協働性 |
---|---|---|---|---|
2次(小論文) | ○ | ○ | ○ | |
2次(口頭発表) | ○ | ○ | ○ | |
2次(グループディスカッション) | ○ | ○ | ○ | |
2次(面接) | ○ | ○ | ○ | ○ |
地域学部 地域学科 国際地域文化コース
全体を通して求める力
文化、地域、国際交流など地域と文化に関する分野に関心があり、他者の話によく耳を傾けて理解しようとする姿勢や深く考えを掘り下げる姿勢、それらを分かり易く表現する力を求めます。
- グループ
ディスカッション - 大学において文系分野の学問を学ぶことの意義について記した資料3点(A4版4枚)を読み、各自で意見をまとめたあとで、文系分野における学問の社会的役割について、12名で4時間のグループディスカッションを行いました。司会進行は教員が行いました。
- 課題論文
- 日本料理の定義は、自明のことのようでいて、実は難しいということを、様々な例をあげて説明し、さらに、日本料理の新たな基準の設定と、21世紀の日本食文化への提案を述べた文章(A4版3枚)を読み、90分で2問の設問に解答するものでした。設問の内容は、筆者が提示した日本料理の定義の要約(200字以内)と、課題の文章を踏まえて、受験生自身が考えた日本料理の定義を記述するもの(800字以内)でした。
- 個人面接
- 3名の面接官による、一人あたり15分の面接を行いました。
選抜方法と求める能力の関連
選抜方法 | 知識・技能 | 思考力・判断力 | 表現力 | 主体性・協働性 | 創造性 | 思考の柔軟性 |
---|---|---|---|---|---|---|
2次(グループディスカッション) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
2次(課題論文) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
2次(面接) | ○ | ○ | ○ | ○ |
農学部 生命環境農学科
全体を通して求める力
生命環境農学科では、自ら積極的に学び、傾聴力と協調性を持って学んだことを実践で応用できることを重視しています。高校時代に履修できる、あらゆる科目を積極的に学び、知力、体力、コミュニケーション力、気力、実践力の基礎を養ってください。
- 課題論文
- 「以下の2点について、合計1,000字程度で記述してください。
①あなたは、自身の高校生活を『主体性』という観点から100点満点で何点を付けますか。その評価に至った具体的な理由を含めて述べてください。
②30歳になったあなたは、『どこで、何を』していたいと考えていますか。その理想の自分を実現するために、鳥取大学農学部で、どのようなことに主体的に取り組んで、どのような能力を磨きたいのか、あなたの決意も含めて述べてください。」という課題について記述するものでした。 - グループ
ディスカッション - 「デジタル技術革新に伴い、人々の交流の場は、現地(=オンサイト)に加えて、インターネット上やそこに構築された3次元の仮想空間(=オンライン)へと広がってきています。このような新しい交流空間を活用することで、地域農林水産物の新しい消費者を掘り起こし、収益増加につなげる例があります。一方、地域特産品としてブランド認定することで付加価値を与え、オンサイトでのみ販売することで差別化する取り組みもあります。収益増加を達成する次の戦略の中心的役割を担うのはオンサイトでしょうか、それともオンラインでしょうか。それぞれの利点と欠点を踏まえた上で、どちらがより効果的な戦略となるのか、意見をまとめてください。」というテーマについて、グループディスカッションを行いました。
- 個人面接
- 3名の面接官による、1人あたり25分の面接を行いました。また、基礎的な英語についても試問しました。
選抜方法と求める能力の関連
選抜方法 | 思考力・判断力 | 表現力 | 主体性 | 協働性 | 農学の課題解決に対する意欲 |
---|---|---|---|---|---|
2次(課題論文・面接) | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |
2次(グループディスカッション) | ○ | ◎ |