鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域学科 地域創造コース

雨宮優希さん

地域の現場に出て、実践的な学びに取り組みたい!

以前から行政に興味があり、政治経済の科目が得意だったので、高1の頃から地域系の学部を意識、関東圏の大学のオープンキャンパスに参加していました。高2の春に鳥大地域学部の存在を知り、「地域調査プロジェクト」など地域の現場に飛び出して住民の方の話を伺いながら実習を進めるというカリキュラムに、地方大学ならではの魅力を感じました。

実は鳥取は母の故郷で、毎年夏に訪れていた身近な存在。だから高2の時には、里帰りの機会を利用して個人的にキャンパスを見学させてもらいました。自分の興味・関心、鳥大で学べること、自分の学力や得意科目等がマッチしたことから鳥大を第1志望に決めました。高校では生徒会活動をしていたし、相模原市が主催する様々な意見交換会や取り組みに参加するなどしていて、そこを武器にして臨むのが一番確率が高いのではないかと思い、AO入試で挑戦することにしました。

AO受験は学校のバックアップ、周囲の力を借りて

雨宮優希さん

高3の夏に資料を取り寄せ、早速志望理由書や自己推薦書の準備に取りかかりました。担任の先生に添削していただくと、文章の内容よりも「てにをは」など文法的な面を指摘されました。文字の大きさは、小さすぎると読みづらいし、大きすぎると手抜き感が出てしまう。程よいサイズを意識して仕上げました。

生徒会長をしていたので人前で話す機会の多い私でしたが、いざ受験の面接となると緊張! 相手の目を見て話すことや、会場に合わせた声の大きさを意識して練習。印象が悪くなるので、笑いすぎるのも良くないというアドバイスも受けました。これらは、AO入試のどの場面で通じる話ですね。

AO入試は、こうして願書をまとめたり面接の練習をしたりと、自分1人では対策できないことがたくさんあります。学校の先生のバックアップは絶対に必要なので、しっかり頼って準備をすることが成功の秘訣だと思います。

1次面接の本番では、高校生活における自分の経験や地元地域への愛着や、鳥大で学びたいことなどを自分の言葉でストレートに伝えることに集中。ものすごく緊張していたみたいで、面接が終わったら一気に脱力、しばらくの間最寄り駅のベンチでボーッとしてしまいました(笑)。

受験に役立つヒントは新聞・行政広報誌等をチェック

雨宮優希さん

2次のスクーリングは、「町内会」がテーマ。祖母が民生委員をしており、自治会活動にも積極的に参加していたことから、うまく自分なりの考えを展開できる糸口を見つけることができました。講義は細かくメモを取りながら聴講。次の課題論文で、スクーリングの内容を要約する設問につながるので、ポイントを押さえてメモしましょう。

グループディスカッションは、全く練習しないで本番に臨みました。だから、ワールドカフェ方式で行われることも当日初めて知ったという無謀な状態。とはいえ、高校生活の中でディスカッション自体の経験はあったので、「攻撃的に話さない」「相手の意見を尊重する」「聞く姿勢を大切に」というセオリーは頭に入っていました。そこに気を付けることでなんとか乗り切ることができました。

最後の個人面接では、自分が答えた内容に対して厳しい突っ込みが飛んできて、一瞬ひるみました。そんなときでも、ありのままの自分で答えればいいと思います。

2次選考ではどんなテーマが投げかけられるか分かりません。新聞を読んで時事ニュースをチェックする、関連する本を読んで知識を広げるという基本対策は不可欠。市町村の広報誌なども併せて読んでおくと、いいヒントになると思います。

後輩たちへ贈る言葉

大学選びはできるだけ早くスタートしよう!

高校入学直後から、アンテナを張っていろんな大学を見ておくのがいいと思います。高3になってから焦ってオープンキャンパスに行こうとしても、そんなにたくさんは行けないし、志望校の開催日が自分の都合と合わないことも。大学のカリキュラムや偏差値、受験方法などを比較・検討するのにも時間が必要です。早めにスタートして、自分の時間と心に余裕を持たせましょう。

鳥大のオープンキャンパスでは模擬講義がありました。すごく面白くて、後でその教授の著書を取り寄せて読んだぐらい。「鳥大へ行きたい」という気持ちをさらに触発されました。

MY FAVORITE TOTTORI

日々の疲れが癒される名湯ぞろい

地元・神奈川では温泉は少し遠い存在でしたが、鳥取県ではすご~く身近。県内各地に名湯が湧いているんです。私は「吉岡温泉」という温泉街に暮らしているので、毎日のように浸かっています。熱めのお湯で、一日の疲れがとれるんですよね。

隣町には「鹿野(しかの)温泉」があるし、県中部には「三朝(みささ)温泉」「関金(せきがね)温泉」も。驚くのは、JR鳥取駅前の中心市街地にも温泉が湧いていること。昔ながらの日帰り温泉が地元住民に愛されています。いつか温泉めぐりをしたいと思っています。

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