地域学部 地域学科 地域創造コース
島留学で知った地域の面白さ。大学でもっと学びたい。
神奈川県から島根県沖にある隠岐諸島・中ノ島の隠岐島前高校へ“島留学”した私。地域活動が盛んな学校で、地域学の授業があったり、島に暮らす方のお宅にお邪魔したり、地域の祭りに参加したりと、様々な経験を重ねる機会に恵まれました。そんな中、私は「島は都会と違い、どの家族も何らかの形で別の家族とつながっているんだ」と気付き、地域社会を構成する最小単位「家庭」に関心を抱くようになったんです。
進学先として地域学系の大学を幾つか候補に挙げていたんですが、一番惹かれていたのが鳥大地域学科。地域についてより広く多角的に学べそうだと思ったし、いろんな考えを持った学生たちが集まってきそうなところがいいなと感じ、鳥大を選択。高校の授業で地域を調査研究したことや、「Dig(データビジネス創造コンテスト)」に参加し他県の高校生とネット会議を重ねながら地域課題の解決策を考えた経験等を生かして、AOで受験することにしました。
自分自身を深く掘り下げ、具体的な言葉で伝えよう。
願書に書く志望理由・自己PRを考えるとき、一番苦労したのは「自分を振り返る」こと。「それがなければ面接で自分のことは語れない」と先生に言われ、まずは人生グラフを書きながら自己分析。おかげで、これまでの出来事やその場面での気持ち、失敗や成長、将来の目標などが明確になり、自分にしか書けない言葉で表現することができるようになりました。でも、添削回数は数え切れないぐらい!1人の先生だけだと「前に添削したところが直っているからOK」となってしまうので、いろんな先生に見てもらうようにしました。そして最後は、もう一度最初の先生のところに。「最初よりすごく良くなったよ」と太鼓判をもらって、清書にかかりました。
1次面接の練習もたくさんの先生にお願いしました。話し方はあまり注意されなかったけど、「話している内容に具体性がない」という指摘が多くて。面接官は私のことを全く知らない人だから、初対面の人に自分のことが伝わるように話さないといけないと気付き、校外から来た面識のない方に練習相手をしていただいたこともありました。面接では、とっさの機転を利かせるのも力の見せどころ。丸暗記ではなく、大まかな内容だけを決めておいて、「相手に自分のことを分かってもらうんだ」という気持ちで思いを伝えるのがポイントだと思います。
2次科目はひたすら練習。苦労の先には必ず成長がある!
2次選考対策は、「課題論文」「グループディスカッション」「2次面接」を毎日ローテーションで練習。「スクーリング」についても、ネットに上がっている大学講義を聴いてメモを取る練習をしました。次の課題論文の構成を考えながらメモするのがコツですね。
高校は寮生活で、新聞を独り占めすることができなかったので、最新の地域問題、時事ネタは「Googleアラート」の機能で情報収集。事前に登録したキーワードにより最新ニュースが自動配信されるので、時間が省けるし、新聞よりも各地域のことが詳しく分かって便利ですよ。地域に関する本を読んでおくことも不可欠です。
「グループディスカッション」は普段から授業でやっていたし、ワールドカフェ方式も相当練習しました。脱線ぎみの意見が飛び出したとしても全否定は厳禁。本筋との関連を見つけ出し、次につながる展開に持っていくのが大事ですね。1人で突っ走らず、お互いの気持ちをくみながら進めていくよう心がけました。AO受験する同級生とそういう練習を繰り返しやっていたのが役立ちました。AO入試にしっかり立ち向かうと、物事を論理的に考える、考えたことを相手に分かりやすく話す・書くなど、大学での学修に役立つ総合的な力が身に付きます。大きく成長するチャンス。“全力”が一番ですよ!
今だから言える! 後輩たちへ贈る言葉
AO入試は自己を見つめ直すいい機会
AO入試では、志望理由や自己推薦書を書いたり、これまでの活動経験や将来の夢を人前で話すために、自分のことを振り返らなければなりません。ところが、高校生は思春期真っ只中で、自分を見つめ直すのがイヤ~な年頃。それに、自分の人生を振り返るのって意外に時間がかかるし、頭もすごく使うし、考れば考えるほど「こんなちっぽけな人生で本当にAO入試を受けられるのか」という不安が募ってきます。でも、自分のことを知らないとできないことって結構多いんですよね。例えば何かの感想を述べるときも、ただ漠然と「面白かったです」だけで終わってしまいがち。自分のことを客観的に理解できていると、「私は元々こういうことに興味があったので、今日の講義を聞いてこの点について面白さを感じました。なぜなら……」というふうに、より深く表現できるようになるのではないでしょうか。ほかの誰でもない「自分」のことだから、じっくりと向き合ってみてください。
鳥取のお気に入り
鳥取の方言がカワイイ!
「だけえ(だから)」「~だでな(~だよね)」とか、地元出身の友達が使う鳥取弁が面白くて新鮮。私は“方言移りたい派”なので、マネして使っています。同じ県なのに東・中・西部で方言が違うのも興味深いですね。印象的だったのは「わったいな」という東部の方言。県産品直売所の名前になっているので、最初は普通に「オシャレな店名だなぁ」と思っていたんですけど、感動や驚きを表す「すごい!」という意味の方言だと知ってビックリしました。
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