地域学部 地域学科 人間形成コース
小学校の先生を夢見て、AOで受験チャンスを増やし挑戦!
小学生の頃、湖山池の歴史について研究発表したり、地元イベントに参加したりと、とても充実した学校生活を送りました。そんなチャンスを与えてくれた担任の先生に憧れて、私は小学校の先生になりたいと思うようになったんです。志望校を国公立大学に絞って模索する中、私が一番注目したのはどんな免許が取得できるのか。調べていくと、鳥大地域学科は小学校だけでなく特別支援学校教諭、幼稚園教諭など、様々な免許・資格が取得できると分かりました。しかも、地域と教育のつながりについても学べる。私の理想にピッタリだと感じました。
一般入試でいくつもりで担任の先生に相談したら、「チャンスが増えるなら、AOも受けてみたらいいんじゃない?」とAO入試を勧めてくださったんです。どうするか悩んだけど、挑戦しようと決心。8月のお盆前、出願まであと2週間ほどしかないというギリギリのタイミングでした。
願書の記入も面接も、相手に分かりやすいかどうかを意識しよう。
高3の夏休みは、「大学受験に向けて勉強を頑張ろう」というムードが学年中に広がります。私もその雰囲気にのってやる気UP。最後の学校祭が目の前に迫っていて、AO入試の準備との両立はとても大変だったけど、「やると決めた以上、手を抜かずにやり切りたい」という思いで立ち向かいました。早速取り寄せた願書は、罫線のない白紙だったのでビックリ。「とにかく表も裏も埋めなくては」と思い、最初は小さな字でビッシリ書き込みました。でも先生の添削を受けるうち、“文字量がやたら多くても相手には伝わらない”ということに気付いて。程よい量で、端的にまとめるのがベストですね。
人前で話すのは得意なほうなので、1次面接の練習は2~3回程度。丸暗記してセリフみたいに話すのは形式張ってしまうかなと思ったので、質問をある程度想定しつつも、臨機応変に受け答えできるよう練習しました。「質問に答えるときは、まず最初に結論を述べて、その後にその理由を話すようにしたほうが分かりやすいよ」と先生がアドバイスしてくださったので、本番はそれを実践。メチャクチャ緊張したけど、相手の目を見てハキハキと話すことを心がけました。
読解力・構成力等、小論文のコツが他の科目でも大きな助けに。
2次選考は、「英文読解」と「小論文」に重点を置いて対策。特に小論文は、あまり経験がなかったので「練習あるのみ!」でした。毎日こなすうちにコツがつかめてきたし、次第に将来のビジョンもはっきりしてきて、それが試験全体を通してすごく役立ちましたね。
小論文で記入した図解について5分間で発表する「口頭発表」では、「5分」がどれぐらいか分からなくて焦りました。時間が感覚で分かるような練習をしておいたほうがいいと思います。結構突っ込んだ質問が飛んでくるので、答えに詰まらないよう、小論文を書いているときから自分の考えをまとめておくことも大事ですよ。
「グループディスカッション」は練習相手がいなくて対策できていなかったけど、先生が貸してくださった対策本を熟読、先輩の受験報告書もチェックしました。意見のまとめ方は小論文のハウツーを応用。まずは資料から読み取れることをメモして考えをまとめ、自分の言葉で伝えることに専念しました。討論が進んでいったら、周りの意見を取り入れながら、それに対して自分はどう思うのかをすばやくまとめて、次の展開につながる発言をするよう努めました。毎日、新聞を読んでいたことも助けになりました。
大学では今、特別支援教育の勉強に取り組んでいます。とても興味深いですね。夏休みには教育実習にも行きました。特別支援学校教諭の免許も取得しようと考え、頑張っています!
今だから言える! 後輩たちへ贈る言葉
思考を文章化すると“自分”が見えてくる
AO入試に向かうまでは、なんとなく小学校の先生になりたいと思っていたんですが、受験の準備を進めるうち「こういう先生になりたい」とか「こんな教育を目指したい」というふうに、具体的なビジョンが固まってきました。願書や小論文の練習をするときは、自分の考えを文字に起こします。すると、今まで頭の中でボンヤリしていた将来像が目に見えるようになるというか、はっきりと形になってく るんです。
そうして目標が明確になったことで、大学入試に対するモチベーションがすごくアップしました。小論文や口頭発表、グループ討論で問われるテーマについても、自分のビジョンを反映させることで個性のある解答や発表ができるし、一貫性も生まれ、意見がぶれることがありません。また、AO入試の結果発表までの時間も「絶対鳥大に行きたいから、引き続き一般入試の勉強も頑張ろう」という気持ちになれました。受験期間中はもちろん、入学後の意識向上にもつながっているので、AO入試を経験してすごくよかったと思っています。
鳥取のお気に入り
疲れを癒してくれる天然温泉
岩井温泉・三朝温泉・皆生温泉など、鳥取県は名湯が幾つも湧く温泉天国です。私は温泉が大好きで、湖山池のほとりに建つ施設「レーク大樹」「ホテルウェルネス因幡路」の天然温泉が大のお気に入り。日帰り入浴OKだし、鳥大からもそう遠くないので、よく行きます。どちらも湖山池を一望できる展望風呂で、最高にリラックスできますよ。
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