鳥取大学 入学試験情報

工学部 社会システム土木系学科

山本雄大さん

受験チャンスが5回もある。合格へ向けて出発進行!

僕は中学・高校と鉄道研究部に所属しており、毎年1作品、街のジオラマを制作していました。ミニチュアの鉄道や道路を張り巡らせているうちに、交通計画や都市計画を学びたいと思うように。その分野にターゲットを絞り、近畿・中四国エリアを中心に大学を探していたところ、鳥大工学部にたどり着きました。僕は中3の頃からAO・推薦入試を意識していたので、どちらの入試方法もあり、一般入試まで含めると5回受験チャンスがあるというのも大きなポイントに。全部生かして受験しようと決めました。

志望校を鳥大に絞った高3の春から、早速準備を開始。常に手帳を持ち歩き、志望理由や自己推薦に書く内容や、面接で使えそうなフレーズを思いついたらすぐにメモしていました。また、工学部のWebサイトを閲覧し、各研究室で取り組んでいる研究内容をチェック。「こんな研究をしているんだ。では、こういう分野の知識も必要かな」と、受験のヒント探しも行いました。

なぜ鳥大で学びたいのか、志願票に熱意を込めて記入

山本雄大さん

志願票の志望理由は、鳥大と自分がいかにマッチしているか、鳥取ならではの交通事情の中で学ぶことの意義を、できるだけ具体的に自分の言葉で表現。鳥取県には、「智頭急行」「若桜鉄道」と2つの第三セクター鉄道がある上、バス会社も2つあります。また、「山陰自動車道」「鳥取自動車道」が造成され、高速道路網が充実してきているという流れも。そんなふうに交通に力を入れている鳥取県だからこそ、学べることがたくさんあるはずと、熱い思いを書き込んでいきました。

理系ながら文系科目が好きで、文章を書くこと自体はあまり苦労しませんでしたが、意外と大変だったのがボールペンでの清書。字を間違えてしまうと一からやり直しなので、苦労しましたね。

1次選考の2週間前からは、毎日のように面接練習。想定される質問を自分で考え、それを基に高校教師である父に相手をしてもらいました。入・退室の仕方など細かいところも教えてくれて、感謝するばかりです。

工学系だけでなく、幅広い分野で小論文を練習

山本雄大さん

小論文対策は、まず対策本を読んで書き方のコツを頭に入れました。そして夏休み中には、時事問題を中心にテーマを抜粋し、2日に1本のペースで練習。あまり知識のない分野が出題されても慌てないよう、工学系に限らず医療・環境など様々な分野を網羅するようにしました。また、先生に添削していただくと同時に、先生がその時事問題に対してどのような意見を持っているのかを伺い、自分の意見と比較することでさらに知識を深めました。

2次の個人面接では、「なぜ鳥大でなければいけないのか」と、志望理由についてかなり突っ込んだ質問が。事前に突き詰めて考えておくことが大事ですね。口頭試問の英語は短い英文を音読し、その後の質問に英語で答えるというもの。英検2級の面接と似ていたので、その受験経験が生かされました。数学は、理系の人なら問題なく答えられる基礎問題です。それなのに僕は、緊張しすぎて計算ミスをしてしまって。後になってミスに気付き、とても悔しかったです。ケアレスミスには十分注意してください。

後輩たちに贈る言葉

必勝の極意は毎日のニュースチェック

2次選考の小論文や個人面接では、現代社会で起こっている問題について自分の知識や考えを問われます。どんなテーマが出されても答えられるよう、旬な話題や最新ニュースを取り入れ、社会の仕組み・動きについて知識を蓄えておくことがとても重要です。ニュースチェックを日課にしてしまいましょう。  

僕は新聞を毎日読んでいました。また、気になるテーマについては、本やインターネットで調べて深掘りするとともに、それについて自身はどう考えるのか、自分なりの意見を持つようにしました。これは、入学後の学びでも必ず役に立ちますよ。

MY FAVORITE TOTTORI

海沿いを走る爽快な「山陰道」

鳥取県鳥取市から山口県まで日本海に沿って続く「山陰自動車道」は、随所に眺めのいいスポットがあって、すごく気持ちいいんです。前方の視界いっぱいに青い日本海が広がる所は、「おおーっ!」と驚くくらい爽快。ほかにも、中国地方最高峰の大山がドーンと登場したり、風力発電の風車が連続して立ち並ぶ所があったり、バラエティーに富んでいて面白いなぁと思います。

鳥取大学入試一覧