鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域学科 国際地域文化コース

小林 遥南さん

□鳥取での学びを生かして地元に貢献したい!

私の出身校、村岡高校の「地域創造系」では、地域を教材とした学習活動を行っています。例えば、地元のマラソン大会の運営に携わったり、地元住民とのワークショップを行ったりと地域をフィールドにして、大学や社会で必要な問題解決力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を学んできました。その中で、鳥大の先生から地域学を学ぶ機会もあり、鳥大はとても身近な存在でした。地元の兵庫県香美町と環境が似ている鳥取県なら、地元と同じような地域課題について学べると思い、鳥大を志望。将来は得意な英語を生かして英語の教員になりたいと思っているので、英語の教員免許が取れる国際地域文化コースを選択しました。

高校時代、地域の人たちの前で発表したり、英語のスピーチコンテストに出場したりと、人前で話す機会が多く、自分の言葉で表現することが得意でしたし、高校で学んできたことをAO入試でアピールできると思ったので、AO入試で受験することにしました。

□アピールしたいポイントを質問してもらえるよう工夫

小林 遥南さん

自己推薦書を書く時に苦労したのは、自分の経験を簡潔にまとめること。伝えたいことが多過ぎて、いかに興味を持ってもらえるように書けるか、という点に気を付けました。書いていくうちに「これもしたな、あれも書きたい」ということが出てきて、1枚の紙にまとめるのはとても難しかったです。

受験ノートを作って、自分の経験を当時の想いなども交えながらリスト化し、面接の過去問を項目立てて、その回答を自分なりに考えて書き込んでいきました。実際の面接の時には、提出した自己推薦書を基に質問されるので、自分がアピールしたいことを面接官に聞いてもらえるよう、先生にも添削してもらいながらまとめていきました。

□職員室で「自己表現」練習。本番で堂々とできる度胸を付けて!

小林 遥南さん

面接やグループディスカッションは、同じ高校で他大学のAO入試や推薦入試を受験する仲間がいたので、その子たちと一緒に練習して、お互いに気付いたことをアドバイスし合いました。2次選考の「自己表現」で、たくさんの試験官の前に出ても怖気づかないようにするために、職員室の前に立って、校長先生をはじめ大勢の先生方が見守る中で練習させてもらいました。各先生から直した方がいいところを指摘してもらって、とても参考になりました。

本番の面接では、その場で答える内容を考えて返すというのはとても難しい作業でしたが、練習の甲斐があって、振り返ってみると「すごく楽しかった」と思えるくらい、自分がやってきたことを生き生きと話せました。

「自己表現」でも、入試前に山陰海岸ジオパークのシンポジウムのポスターセッションで英語で発表した時の様子を、試験会場でそのまま再現して、プレゼンテーションの能力と英語力をアピールすることができました。

入学後は、英語の教員免許取得に向けて勉強に励んでいます。地元の地域活性化に向けた活動も続けていて、香美町出身の若者同士で連絡を取り合って、たまに帰った時には地元の高校生たちとも話し合っています。将来は何かの形で地元に恩返しできたらと考えています。

後輩たちへ贈る言葉

□周りのみんなへの感謝を忘れずに

試験には自信を持って臨んでください。そのためには、試験直前まで練習して、改善することをあきらめないことが大切です。2次選考の前日まで、練習でうまく答えられなくて、先生の指摘に落ち込んで泣いたりしていましたが、直前まで練習して改善したことで、最終的には自分でも納得のいくところまで持っていくことができました。

それから、友人、先生、家族を頼って、みんなへの感謝を忘れないこと。いろいろな人に支えてもらって合格できたことを忘れずに、皆さんのお陰で今の私があるという感謝の気持ちをずっと大事にしています。

あとは、やっぱりいろいろな経験をしておいた方がいいですね。高校時代にさまざまなことに興味を持ってやってきたことが、AO入試で生かせました。

鳥取のお気に入り

□オシャレなカフェがたくさん

鳥取にはオシャレなカフェがたくさんあります。アルバイト先も内装や器がオシャレなカフェで、とても楽しく働いています。鳥取は香美町と同じくらいきれいな星空が見えるのもうれしいですね。都会に出た友達は、「星空が見えなくて寂しい」と言っていますが、鳥取の夜空は星がたくさん見えるから、地元から離れていても寂しくないです。

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