地域学部 地域教育学科
AOは自己を振り返るいい機会。願書を書くことで将来の夢も明確に!
0歳から保育園に通っていたせいか、私は子どもが大好きで「将来は保育士に」という夢を抱いていました。国公立大学の教育系学部を進路に掲げるものの、高3の7月下旬まで部活動中心の生活で一般入試には不安が。そんな時、「鳥大にAO入試があるぞ」と顧問の先生が教えてくれたんです。しかも、地域教育学科では幼稚園教諭・保育士両方の免許が取得できる。これはいいチャンスだと思ったし、先生の「清水ならできる」という言葉に背中を押され、最後の大会終了後すぐに入試態勢に入りました。
入学志願票には苦労しました。書きたいことはたくさんあるのに、うまく文章をつなぐことができなくて。つらくて体調を崩したことも。でも、志望理由を文章に書き表すことで漠然としてた考えが整理され、「ただの保育士ではなく、地域の教育現場を縦横につなぐキーパーソンになりたい」という具体的な目標が見えてきたんです。モチベーションもUPしました。
文字数内にまとめる小論文の難しさは、過去問を駆使して練習あるのみ!
願書提出後、すぐに小論文対策を開始。高校に3~4年分残っていた過去問で練習しました。設問に英文の課題文が出てくるけど、紙辞書持ち込みOKだからそれほど恐れることはありません。とはいうものの、私が受験した年は英文のボリュームが思ったより大きく、すごく焦ったので、苦手な人は対策を万全に。掲げられたテーマについて、地域の現状はどうなっているのか、またそれに対する自分の意見を指定された文字数内にまとめるのはとても難しかったですね。普段から地域のことに目を向けておくこと、自分の考えを持っておくことの大切さを思い知りました。
「口頭発表」は、先に書いた小論文を踏まえて、自分の考えをさらに詳しくプレゼンテーションするというもの。順番待ちの間にすばやく考えを整理、思いが伝わるように心がけました。実体験を絡めてまとめるのが大事なポイントですよ。
面接もグループ討論も発言は簡潔に、伝わりやすさを心がけて。
ディスカッション練習は、AO・推薦入試を受ける同級生たちと週1ペースで取り組み、とにかく数をこなしました。理工系・看護系・文化系と、皆それぞれに志望する大学が違っていたので、1回に4テーマ、しかも多岐にわたる分野で討論。1テーマにつき10~15分間程度話し合いを行ったのですが、今まで知らなかった分野や専門外のことまで知識が得られ、視野が広がったのはいい経験でした。
私は思いつきで発言してしまうので、前置きが長くなり、結局何が言いたいのか分からなくなってしまうタイプ。それだと、反対意見が出たらもう反論できない。先生から「まず最初に結論、後で理由を述べる形で」とアドバイスを受けました。
本番は、割と自由な感じのディスカッションでした。私は、ボードに皆の意見を書き出す「書記」役に立候補。図々しいかなと思ったけど、「何かしなくちゃ」という思いにかられて。でも、自分の意見もしっかり発言しましたよ。ほかの人も、立ち上がってボードに矢印を書き入れながらしゃべるなど、活発な話し合いに。最初は全員ガチガチに緊張していたけれど、終わる頃には楽しくなるほどでした。しっかり練習を積んだことで、気持ちの余裕と自信が生まれていたのが大きかったですね。
今だから言える!後輩たちへの贈る言葉
白紙の願書、どうやって書き進める?
AO入試の入学志願票は行線やマス目が入っていない全くの白紙。最初に見たときはビックリしました。どう書き進めようか悩みましたが、まずはパソコンに打ち込んで文章構成、顧問の先生に添削を受けながら完成させました。清書は、鉛筆で薄く下線を引いてから丁寧に。読みやすいよう表題より少し大きめな文字で、両面にきっちりおさまるよう仕上げました。
志望理由や自己推薦書には、高校時代の実績・経験、自分の熱い思いを全部書き連ねたいところですが、エピソードをたくさん並べるよりも印象的な幾つかに絞り込み、一つの体験を深く掘り下げて書いたほうがいいのではないかと思います。出会った人とのかかわり方、その体験で自分はどのように感じ、どんな成長へとつながっていったのか。そんなふうに詳しく書いていけば、「自分」という人間がより伝わるのではないでしょうか。
鳥取のお気に入り
日本海の海鮮は旨さ規格外!
日本海に面している鳥取は漁港が多く、魚が抜群に美味しい。オススメは魚定食専門の「おはよう堂」。刺身の分厚さがハンパないんです。みんなでシェアできるぐらいボリュームも満点! 私のお気に入りは「ネギトロ丼」。セットのお味噌汁も具材が大きいし、メチャ旨なんですよ。地元の友達にも「鳥取に来たら絶対ココ!」と自信を持って紹介しています。
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