鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域教育学科

松尾美樹さん

“学びたい”が詰まった学科。あきらめずにチャレンジ!

母の故郷が鳥取県なので、「県外に進学するなら鳥取」とずっと言われていました。だから、自然と「鳥大に行きたい」という気持ちを抱いていて、担任の先生にも早々からその希望を伝えていました。

オープンキャンパスは地元の長崎大学を訪問。でも、なんかピンとこなくて。反対に、大学案内やホームページを見て鳥大への思いが増すばかり。実は、小さい頃から小学校の先生に憧れていた私。先生のまねをして毎日ジャージばかり着ていたほど(笑)。鳥大への思いは募るものの、教員免許が取得できる保育専門学校などの進路も検討していました。

「自分の学びたいことが詰まった地域教育学科に行きたいけど、現実的には保専になりそう」とあきらめかけていた時、担任の先生がAO入試の募集要項を持ってきてくれたんです。「これは最初で最後のチャンスだ」と思い、受験を即決。出願締め切りまであと15日という、ギリギリのタイミングでのめぐり合わせでした。

学校生活での経験が私の武器。思いをぶつけて願書を作成。

松尾美樹さん

志望理由や自己推薦書を書くのに苦労する人も多いようですが、私は書きたいことがたくさんありすぎて、逆に削るのに苦労しました。小学校の卒業式で演奏するピアノ伴奏を必死に練習したこと、中学校の水泳部ではキャプテンを務め、自分で練習メニューを考えて部員を引っ張ってきたこと、高校の弓道部で国体選手に選抜されたもののケガで補欠になり、正選手のサポートに専念したことなど、今までの学校生活で経験してきたことを思いっきり書きました。言葉づかいを少し直されたけど、あとはOK。先生に「物語みたいだな」って言われました(笑)。

第1次選考の会場は、鳥大のほか、東京、大阪、岡山、福岡と4 つの都市に用意されていて、私は福岡で受験。九州内で受験できたのはありがたかったですね。

おしゃべり感覚で面接練習。“知識”より“実体験”で語ろう。

松尾美樹さん

受験前は、担任の先生と面接練習。「語尾が上がらないように」など、話し方に気を付けるよう注意を受けました。緊張すると言いたいことが頭の中でまとまらず口ごもってしまうことも。そこで友達にお願いして、教育に関する私の意見や本の感想などを聞いてもらうことにしたんです。おしゃべり感覚だから緊張もなく、自分の思いをうまくまとめて言葉にする練習ができました。

ところが、2次試験の2日前にインフルエンザに! 小論文やグループディスカッション対策のため、生涯学習に関する本を読んで知識を蓄えようとしていたんですが、熱でボーっとして全く頭に入らない。パニックになって先生に電話したら、「無理に詰め込もうとしないで、今までの経験や出会いから感じたことを素直に話せばいい」とアドバイスされ、一気に心が軽くなりました。

本番のグループディスカッションでは、みんな自分が勉強してきたテーマに強引に持っていこうとして、本題から逸脱。試験官に一時討論を止められたほど。でも私は気負いもなく、課題に沿った意見をスッと出すことができました。直前に的確なアドバイスをくれた先生のおかげと、とても感謝しています。

今だから言える!後輩たちへの贈る言葉

アルバイトも貴重な“学びの場”

中学校時代に水泳部だったことを生かし、スイミングコーチのアルバイトをしています。幼児と小学生のクラスを受け持っていますが、やっぱり"教える"って難しい。 1つのクラスでも年齢幅が広く、外国人や障がいを持った子どももいます。プールは開放感があるのか、幼い子は興奮して言うことを聞いてくれない時も。

でも、教師になる前に教育の現場を経験しておいてよかったと思います。また、アルバイトをきっかけに、「特別支援教育も学びたい」という意欲も湧いてきました。

鳥取のお気に入り

温和な人柄が好き!

フォークソング部に所属する私は、練習のため鳥取駅前の路上で歌うことがあるんですが、鳥取の人は目が合うとニコッと笑い返してくれるんです。心の温かさにホッとします。路上ライブで知り合った人ともすぐに仲良くなれて、情報交換したりライブに誘われたり。ネットワークがどんどん広がっていくのがうれしいですね。

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