鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域文化学科

砂川絵美さん

県外から見る“沖縄”って?故郷の文化を見つめ直したい。

私は故郷の沖縄が大好き! 独特の空気感、特色ある文化を持つ故郷を誇らしく思っています。沖縄では、他県に進学する人はそう多くありません。私自身もひとり暮らしに不安があり、最初は県外に出ようとは考えていませんでした。でもなぜか、進路担当の先生が鳥大の地域学部を紹介してくれたんです。しかも、「君は素朴だからAOに向いているよ」って。

これは一つのチャンスだと思いました。もし将来沖縄で就職するなら、一度は県外に出て、外から客観的に沖縄を見るのもいいのではないかと。また、当時の私は「自分には自慢できる個性がない」と思っていたので、AO入試が個性の再発見につながるのではと、思い切って受験することにしたんです。

地域学部には政策・教育・文化・環境の学科がありますが、いろんなことに興味がある私は「文化」の文字に目が留まりました。斬新で、オンリーワンな学科だなって。

様々な地域の文化を学ぶことで視野が広がり、同時に将来の可能性もグッと広がる気 がして、地域文化学科を目指すことにしました。

面接・プレゼンは丸暗記しない。その時浮かんだ言葉で臨機応変に。

砂川絵美さん

自己推薦書をどう書くかは少し悩みました。気が多く一つのことに熱中できない性格で、しかも負けず嫌いと、短所ばかり。だけど見方を変えれば、「好奇心や向上心が旺盛」という長所になります。自然体の私を違う角度から見つめ直し、具体的な体験談をまじえてアピールポイントを書き込みました。  準備に一番時間をかけたのは、2次選考の「自己表現」。3週間ぐらいかけて、毎日放課後に1~2時間の作業&プレゼン練習。平和学習イベントの実行委員をやった経験があり、その時の体験をスケッチブックに写真を張ったりして分かりやすくまとめ、ページをめくりながら説明。丸暗記の言葉ではなく、聞き手の様子を確認しながらある程度アドリブで言える力を付けて本番に臨みました。指導してくれた先生が「私だったら合格させるよ」ってすごく感動してくれたのがうれしかった!

雑談気分でディスカッション。自己主張と協調性のバランスが大事。

砂川絵美さん

グループディスカッションのテーマは「異文化」について。ちょうど小論文対策で練習していたテーマだったので、勉強した知識を入れつつ、「異文化の価値観を受け入れることは難しいけど、相手を尊重しつつ共存することが大事ではないか」といった趣旨で発言。個人面接ではなく討論なので、自分の主張だけに終わらず、周りの人の意見も取り入れられる柔軟性、協調性をアピールすることも大事だと思います。友達と会話するような感じで練習していたので、本番も普段どおりの感じでディスカッション。そのせいか、難しさはさほど感じませんでした。

AO入試を通じて自分に自信が持てるようになりました。人見知りな私だけど、友達もたくさんできました。いろいろな地域の文化を学んで知識も深まり、今、自分の成長を実感しています。

今だから言える!後輩たちへの贈る言葉

自己表現は“ありのまま”の自分で

地域文化学科の2次選考は、自分の個性や意見をいかに表現するかといったシーンが多い試験内容です。でも、決して無理にキャラクターをつくったりしないで。用意してきた言葉よりその時の自分の言葉で話すこと、個性を飾りすぎないこと。自然に、「ありのままの自分」で向かうのが一番ですよ。

鳥取のお気に入り

四季の美しさに感動!

鳥取は四季がはっきりしていて、季節ごとの自然の表情がとても豊か。春の桜やキャンパスを彩るイチョウの黄色、日本海の荒々しい白波、中国地方最高峰の大山など、沖縄にはない風景に"日本"を感じます。雪が多い所だからウインタースポーツも楽しみたいですね。

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