鳥取大学 入学試験情報

工学部 社会開発システム工学科

酒井駿さん

文章構成力はAO必勝の一手。コツを習得して、苦手を克服!

野球に熱中、勉強は二の次だった高校時代。漠然と「理系の国公立大学・AO入試」という進路を思い描いてはいたけど、高3になってもまだゼロに近い状態。部活引退後、担任の先生が親身になって資料提供やアドバイスをしてくれました。候補を建築系・社会基盤系に絞り込む中、鳥大の社会開発システム工学科に目が留まったんです。幅広く学べるうえ、就職先の選択肢が多い。「ここだ」と思いました。

AO入試に不安はなかったけど、願書にはちょっと苦労。志望理由や自己PRのフレーズは思い浮かぶものの、文章構成が難しくて。そんなとき、国語科の先生から助け船が。「主語・述語がきちんとつながっているか」「『しかし、○○△△□□。しかし、』と同じ接続詞を続けない」「1文をだらだらと長く書くのではなく、適当な所で区切る」といった作文テクニックを教わり、なんとか乗り切ることができました。また、予備知識のない人でも内容を十分に理解できるよう注意。これらのコツは2次選考の小論文や面接はもちろん、大学入学後のレポート作成やプレゼンテーションの場面でも役立っています。

充実した高校生活が何よりの強み。等身大の自分を素直に表現しよう。

酒井駿さん

高校に先輩の体験レポートや過去問がたくさん残っていたので、それを参考に入試対策を進めました。  1次面接は、願書に書いたことをより具体的に話しました。練習では、早口で話すと滑舌が悪くなると注意を受けていたので、ゆっくり話すよう心がけました。  当然のことだけど、願書に事実以上のことを盛りすぎていると、突っ込んだ質問をされたときに答えられません。つくりすぎず、“ありのままの自分”を表現するほうがいいと思います。

それだけに、AO入試では「高校時代をいかに過ごしてきたか」がとても大切になってきます。僕も、部活動はもちろん、生徒会活動としてまちおこしのイベント設営ボランティアに参加したり運動会の団長として活躍したりと様々な活動をしてきたし、その時々でリーダーシップを発揮してきたつもりです。人と話すことも得意なので、AO入試は最適な受験方法でしたね。高校生活で何か熱中したことがあるなら、AO入試は最大のチャンスですよ。

新聞・TVニュースのチェックは必須! 習慣付けて知識を蓄えよう。

酒井駿さん

講義等理解力試験は、講義メモ持ち込みOKなので恐れることはなし。

僕が受験した年の小論文テーマは「事業仕分け」。ニュースでなんとなく知っている程度の知識しかなかったので、正直焦りました。6つほど、文章中に必ず使用しなければならない語句が挙げられていたので、それをヒントになんとか書き上げることができたけど、新聞を読むなど日頃から時事問題に意識を向けておくことは必須ですね。

個人面接では6人の先生方を前にして緊張MAX! 1次面接よりも質問の量が多く、「なぜそう思ったの?」「それはどこで見つけたの?」といった深い突っ込みに頭が真っ白になる瞬間も。それでも“自分”をしっかり持っていれば大丈夫。堂々と落ち着いてアピールするのが一番ですよ。

口頭試問では基礎的な英語力が問われますが、苦手な人はきちんと準備を。僕も英語は大の苦手。なので英語科の先生に指導をお願いし、自己紹介を英訳して練習しました。おかげで本番は大成功でした!

今だから言える!後輩たちへの贈る言葉

新しいチャレンジで自分の成長を実感

大学では新しいことに挑戦しようと思い、野球部ではなく、スキー部に入りました。今、クロスカントリー競技に夢中です! 主将を務めていて、練習メニューの作成、物品の購入・管理、大会申込から会場までの交通手段の手配、宿の予約などいろいろな仕事をこなしています。管理能力やコミュニケーション力、協調性が身に付いており、日々自分自身の成長を感じています。学科での専門的な学びに加え、こうした経験も社会人になったとき必ず役に立つはず。皆さんも、大学ではぜひ新しい可能性にチャレンジしてみてください。

鳥取のお気に入り

多機能な体育施設に感動!

鳥大の近くにある「コカ・コーラウエストスポーツパーク(布勢総合運動公園)」は、陸上競技場・野球場・テニスコート・体育館など9つの体育施設がそろった便利な公園。スキー部のトレーニングに活用しています。子どもが遊べる大型遊具たっぷりの広場や、施設全体をぐるりと巡るランニングコースもあるんです。青々とした緑の芝生広場は、開放感があって気持ちいいですよ。

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