鳥取大学 入学試験情報

地域学部 地域環境学科

今西隆博さん

「ジオパークの研究がしたい」。思いを胸に夏休みから入試準備。

僕の故郷・香住は山陰海岸ジオパークの一角で、日本海の海岸線に貴重な地質や地形が数多く見られる地域です。地元が大好きで山陰海岸ジオパークの研究がしたいという希望を胸に、高3の8月にはオープンキャンパスに参加。地域学部を訪れたとき、思いがけず学科の先生とお会いする機会が得られ、大学での勉強や研究室のことなどを1時間ほどマンツーマンで伺うことができたんです。「鳥大に行きたい」という気持ちがより強くなりました。

地元のジオパークについてはそれなりに知識を持っているつもりでしたが、AO入試に当たりもう一度見直してみることに。進路指導の先生にお願いして兵庫県内の主なポイントを一緒に巡り、名称や特徴など細かく確認。また、地元の方にお話を聞くなどして情報収集しました。

臨機応変な受け答えを目指し、「全員制覇」を掲げて面接練習。

今西隆博さん

入学志願票は、卒業生のものを参考に細かく記入。でも、陸上部で3年間頑張ってきたこと、2級小型船舶操縦士の免許を取得したことなど、今までの経験や活動を書き表すことが難しく、何度も書き直しました。ジオパークのことを調べて知識は増えたのですが、何をピックアップするかが意外に大変。せっかく書き上げても読み返してみるとなんだかおかしくて、ガラッと内容を変えてしまったことも…。だらだらした文章にならないように心がけ、なんとかまとめることができました。

面接練習は「先生全員を制覇するぞ」の勢いで。先生ごとに質問の仕方が違うので、臨機応変な対応ができるようになりますよ。同じようにAOや推薦入試を受ける友達とお互いに練習の様子をチェック、「緊張してるぞ。リラックスして」などアドバイスし合えたことも力になりました。

課題作業は焦らずじっくり。環境の基礎知識も広く蓄えよう。

今西隆博さん

小論文の課題文には英文の資料が出されますが、環境に関する英文問題を英語の先生に作ってもらい練習していたことが功を奏しました。

課題作業は地球環境に関しての出題。文章を読んで表の数値を算出し、それを基にグラフを作成、自分の意見をまとめるという作業でしたが、90分では時間が足りないくらいのボリュームに焦りました。怖くて後半は手が震えるほど。でも、冷静に考えれば分かる問題なので、まずは慌てずじっくり考えることですね。

最後の面接でも課題を理解しているかどうかを真っ先に問われ、読解力、思考力、応用力が問われているのだなと感じました。小論文も課題作業も環境に関する専門用語が結構出てくるので、新聞や関連書籍を読んで基礎知識を蓄えておくことは必須です!

今だから言える!後輩たちへの贈る言葉

受け身でなく、大学では「攻める学び」を

地域学部を目指すなら、地元のことを深く、たくさん知ること。そして、将来何をやりたいのかをはっきり意識しておくことが大切。入試前に深く突き詰めて考える時間を作るようにしましょう。

それから、大学に入ったら受け身では駄目。課外の研修や講座などがたくさんあるので、募集があったら積極的に参加するといいですよ。僕も島根県沖に浮かぶ隠岐諸島の海士町を訪れ、地域資源を生かしたまちおこしの活動を学んだりしています。

鳥取のお気に入り

鳥大キャンパスも鳥取砂丘!?

山陰海岸ジオパークの一つである「鳥取砂丘」は、辺り一面サンドベージュでまるで別世界! 一見の価値ありです。実は、鳥大周辺も鳥取砂丘の一部だとご存じでしたか? 「湖山砂丘」と呼ばれていているそうです。気を付けて見ると、確かにそこかしこに砂があるから面白い。周辺の畑も砂地で、ちゃんと作物が育つのかなと心配してしまいますが、いろんな野菜が実っていますよ。

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