鳥取大学 入学試験情報

農学部 生物資源環境学科

濱口菜摘さん

学ぶ意欲を満たす大学をリサーチ。情報を集めて早めに準備しよう。

アトピーを持つ私は、子どもの頃ある野菜ジュースを飲んで症状が改善したことがありました。その時、「食べることで元気になるってすごいな」と、食品が持つ機能性に興味が湧いたんです。

関係する学部を探すため、情報収集する中で鳥大を発見。農学部だからちょっと違うのかなと思っていたけど、「生命・食機能科学コース」は私の思いにピッタリ。オープンキャンパスで訪れた時の雰囲気もよく、教授と生徒の距離が近いのにも惹かれました。

AO入試を選んだのは、最初はわりと軽い気持ちでした。受験機会も増えるし、人見知りしないタイプなので面接には少し自信があったんです。高2の後期には対策本を取り寄せてひたすら読みました。大学案内やホームページもチェックして、“鳥大が採りたい人材”をとことんリサーチ。私の大学案内は蛍光ペンのマークだらけになりました。

願書は自由な自己表現の場。再発見した自分を紙面でアピール。

濱口菜摘さん

鳥大の入学志願票には罫線やマス目がないのですごく困りました。でも、自由な書き方というのは「らしい」なと。「鳥大ってやっぱりいい」と、そんなところにも魅力を感じました。

学科に行きたい目的ははっきりしていたので、志望理由はすぐ書けました。だけど、自己推薦書はさっぱり……。自分の長所は分かっているつもりだったけど、具体的な例とか裏付けが見つからない。私は今まで何をしてきたんだろうと落ち込みました。

そこで、家族や友達に「私のいいところを3つ探してメールで送って」と依頼。すると、「いろんな角度からものが見られる人」と何人かが言ってくれて、私の知らなかった“自分”に気付くことができました。落ち込みからも復活! AOは自分を見つめ直すいい機会ですね。

書き込んだ願書をいろんな先生に回覧、たくさん意見をもらいました。指摘されたところを直して、また評価を受けてを繰り返し、結局完成まで2カ月ぐらいかかってしまいました。

「伝える」って意外に難しい。練習を重ねて自分だけの表現を。

濱口菜摘さん

面接練習はこれでもかというぐらいやりました。生物の先生をはじめ、いろんな先生にランダムに相手をしていただき、印象を見てもらいました。でも、生物系の問題を問われ「こんなことも知らないのか」と突っ込まれたり、緊張すると早口になるなど、注意されてばかり。せりふみたいに丸覚えしてもスラッと出てこないし、キーワードだけを覚えて自分の言葉で表現するのも結構大変。練習がつらくて学校帰りに泣いたことも。面接に自信を持ちすぎてなめていたのかもしれないですね。練習がつらいほど本番は楽だから、これから受験する人は気持ちの伝え方を研究して頑張ってほしいと思います。

1次合格後に課題論文のテーマが通知されます。時間に余裕があるので、しっかり調べて臨めば大丈夫。講義等理解力試験も、きちんと講義メモを取れば「恐るるに足らず」です。

合格後、厳しく指導してくれた生物の先生に恐る恐るお礼にいきました。“アメとムチ”な先生だったけど、「おめでとう!」と握手してくれたのがとてもうれしかったです。

今だから言える!後輩たちへの贈る言葉

多くの"出会い"で成長中!

大学では、「人とたくさん出会う」ことをモットーに行動しています。アルバイトやサークル活動で積極的に人とかかわるようにしたり、自分から教授に質問にいったり。

今、私がそうできるのは、高校の先生や友達に協力してもらったAO入試を経験し、「人との出会いから吸収できることがいっぱいある」と分かったから。コミュニケーション能力もアップしたみたい。これからも多くの出会いを糧にどんどんスキルアップしていきたいと思います。

鳥取のお気に入り

穏やかな人柄は私のお手本

鳥取は、夏はむし暑く、冬は雪が多い土地柄。三重県と比べると結構厳しい気候なんですが、鳥取の人はお天気に負けることなく、みんな穏やかで親切な人柄。困っていたら見ず知らずの人でも助けてくれるし、道行く人やガソリンスタンドの店員さんも気さくに話しかけてくれる。優しくて我慢強い性格を私も見習わなくちゃ!

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