地域学部 地域政策学科
「地域に恩返しできる私になりたい」。AOは熱意を伝えられるチャンス。
身寄りのないお年寄りをご近所みんなでお世話するような温かい地域で育った私。「地域に貢献できる人になりたい」と進路を模索する中、自分が何を学ぶかが一番見えたのが鳥大の地域政策でした。「恥ずかしがり屋でなかなか一歩が踏み出せない性格だけど、地域貢献に必要なスキルを身につけたい」。高3最初の個人懇談の時、地域に対する熱い思いを担任の先生に話すと、「そこまでの考えを持っているなら」とAO入試を勧めてくれたんです。
早速、受験の準備を開始。地域政策についての知識を増やすため、新聞やニュースを見て気になる言葉を短冊に書いて張り出し、「これとこれを組み合わせたら地域活性化につながるのでは」と考える時間を作るようにしました。この方法は面接や課題論文にも応用でき、すごく役立ちました。
面接は練習あるのみ!ポイントを明確にし、個性を出そう。
入学志願票は、文章だけで思いが伝わるように意識して書きました。そして、いろんな先生に添削を依頼。「もっと個性を出して」というアドバイスを受けたので、伝えたいポイントを挙げて、それに肉付けしていく感じでまとめました。
面接は瞬間の勝負だから、やはり練習が大事です。高校最後の文化祭の真っ最中も、放課後に残って先生と特訓。自宅では先生に注意されたことを思い出しながらイメージトレーニング。みっちりやったおかげで自信が付きました。本番では、とにかく自分を出し切ることに専念。最初は面接官の目線が厳しかったのですが、話すごとに表情がにこやかになり、手応えを感じました。
地域政策に対する持論を持ち、軸のぶれない"自分づくり"を。
スクーリングはメモを取ってもOK。次の課題論文につながる講義なので、自分の中に「入れる」感覚で講義に集中しました。論文は、いかに自分に置き換えて表現できるかがポイント。いろんなことを詰め込みすぎて軸がぶれないよう心がけました。
グループディスカッションは、同級生と一緒に社会の先生や事務職員の方を相手に何度か練習。自分を抑えて、人の意見を聞き入れる柔軟性が大事ですね。追加の主張や反論はそれからでも大丈夫。本番でも、私の前に発言した人の意見が自分の考えと近かったんですが、同じことを繰り返すのではなく「プラスしてこれも入れたら」と自分の意見をしっかりと言うことができました。
AOで大切なのは"自分づくり"。周りの意見に惑わされない意志を持っていれば、何があっても怖くありません!
今だから言える!後輩たちへの贈る言葉
あなただけの地域政策を考えてみよう!
2次選考で問われるのは、「専門的な知識」というより「地域に対する自分の考え」ではないかと思います。入試のためだけでなく、「日頃から考える」ことが大事。まずは新聞や本を読んで、地元ではどんな地域政策が行われているのかを知ることから始めてみては。そして、周りの意見を鵜呑みにしないで、人とは違った目線を持つように心がけるといいと思います。
私がやったように、気になるキーワードを短冊に書き出して、自分がやってみたい地域活性化策を練ってみると考えがまとまり、どんどん興味が湧いてきますよ。楽しみながらやってみてください。
鳥取のお気に入り
街と人の"温かさ"にホッ
鳥取の澄んだ空気と街の優しい雰囲気が大好き! どこに行っても自然がたっぷりで、心のリフレッシュができるんです。私は、鳥取駅前を流れる旧袋川の土手や、鳥取城跡の東側にある樗谿(おうちだに)公園を犬と一緒にお散歩して自分をリセット。顔を見かけたら必ず声をかけてくれる人の温かさも心に染みますね。
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